「ロストワックス(鋳造)」・・・ lost-wax casting

蝋「ロウ」(ワックス)がロストする(溶ける)という性質を利用した鋳造方法の一種です

工程としてはまず、鋳型よりロウで原型を作り、周りをシェル(耐火材)で覆い固め、ロウを溶かして除去する事によってできた空洞に溶解した原材料を流し込む方法です

従来の鋳造に比し、この方法は複雑な形状でも一体化して鋳造する事が出来る為、鋳造後の処理工程も削減する事ができ、処理後で発生する切り粉等の廃材を減量化できます。またワックスモデルを作る為の金型も、摩耗が少なく半永久的に使用できるなどの利点があり、環境負荷・生産コスト等の低減を図れます。

航空機や船舶などに利用される大型の金属部品から、自動車・計測器・医療機器などに使われる小型の部品まで、幅広い分野に利用されています。

ロストワックス製造工程